集団・組織文化

【強みにフォーカス】チーム成功に必要な9つの役割分担

メンバーの強みを活かすには、どのような役割をアサインすればいいんだろう?

チームで活動し成功するためには、メンバーの役割分担が一つのキーとなります。

できれば各個人の強みを活かした役割分担を行いたいですが、どのように割り振ることが考えられるでしょうか。

今回はチーム活動に必要な機能に基づき考えられる役割分担と、どんなメンバーが担うことが良いかについてのアイデアを紹介します。

「個人の強み」と「チームの機能=役割分担」がマッチするようにチームが作れれば、チームワークが効果的に発揮される可能性が高まります。

なお、以下役割は一人が一役割ということではなく、複数担うこともあります。

【The Margerison-McCann Team Management Profile より】

報告・助言者 / Reporter-Advisor

役割:情報収集とチームへの提供

チームの活動方針設定や日々の意思決定は、適切な情報に基づいて行われます。

よって、その情報を集め報告する役割が必要です。

広い好奇心を持ち、高いアンテナを張っているメンバーの強みを活かせます。

創造・革新者 / Creator-Innovator

役割:今までとは異なる新しいアイデアを生み出す

他者と差別化するために、新しいことを考える役割です。

普段から人と異なった着眼点で物事を見ていたり、新しいものが好きなメンバーに向いています。

探索・プロモーター / Explorer-Promotor

役割:新しいチャンスを見出す

既存の顧客や商品をいかに拡大していく道があるかを見出します。

楽観的に挑戦できるメンバーが担うと、機会拡大の可能性はアップするかもしれません。

評価・開発者 / Assessor-Developer

役割:アイデアを実行可能な形に具現化する

チームにある制約を踏まえながら、具体的に何ができるかを形にする役割です。

夢ばかり見ず、現実的に物事を考えることができ、かつ分析思考を好むメンバーに向いています。

推進・組織者 / Thruster-Organizer

役割:前進し結果を出す

チームはアイデアだけでは成果が出ません。誰かが実行し実現することが必要です。この役割がその実行を担います。

忍耐強く、かつ行動力があるメンバーにより実現されます。

完結・生産者 / Concluder-Producer

役割:体系化された成功を実行する

再現性ある形でチームの知恵やプロセスとなったものを、再実行していく役割です。

フォロワーシップがあり、ルーティンなど機械的に働くことに抵抗が少ないメンバーが必要となります。

管理・検査者 / Controller-Inspector

役割:業務を管理する

チームとして行う活動が適切に進んでいるかを管理する役割です。

細かいところに気が付くメンバーに向いています。

擁護・維持者 / Upholder-Maintainer

役割:チームの価値を維持する

チームの卓越性を維持するために、チームの基準が守られていることをしっかり担保していく役割です。

正義感とバランス感覚を持ったメンバーに向いています。

連結者 / Linker

役割:チームの調整役

多様な役割があるチームにおいて、各メンバーの成果が最大化するように、メンバー間を繋ぐ役割です。

懐に入り込む人柄中立的な視点を持つメンバーが必要です。

結論

チーム運営が上手くいかない時は、どの役割が欠けているかを考える。