メンバーの強みを活かすには、どのような役割をアサインすればいいんだろう?
チームで活動し成功するためには、メンバーの役割分担が一つのキーとなります。
できれば各個人の強みを活かした役割分担を行いたいですが、どのように割り振ることが考えられるでしょうか。
今回はチーム活動に必要な機能に基づき考えられる役割分担と、どんなメンバーが担うことが良いかについてのアイデアを紹介します。
「個人の強み」と「チームの機能=役割分担」がマッチするようにチームが作れれば、チームワークが効果的に発揮される可能性が高まります。
なお、以下役割は一人が一役割ということではなく、複数担うこともあります。
【The Margerison-McCann Team Management Profile より】
報告・助言者 / Reporter-Advisor
役割:情報収集とチームへの提供
チームの活動方針設定や日々の意思決定は、適切な情報に基づいて行われます。
よって、その情報を集め報告する役割が必要です。
広い好奇心を持ち、高いアンテナを張っているメンバーの強みを活かせます。
創造・革新者 / Creator-Innovator
役割:今までとは異なる新しいアイデアを生み出す
他者と差別化するために、新しいことを考える役割です。
普段から人と異なった着眼点で物事を見ていたり、新しいものが好きなメンバーに向いています。
探索・プロモーター / Explorer-Promotor
役割:新しいチャンスを見出す
既存の顧客や商品をいかに拡大していく道があるかを見出します。
楽観的に挑戦できるメンバーが担うと、機会拡大の可能性はアップするかもしれません。
評価・開発者 / Assessor-Developer
役割:アイデアを実行可能な形に具現化する
チームにある制約を踏まえながら、具体的に何ができるかを形にする役割です。
夢ばかり見ず、現実的に物事を考えることができ、かつ分析思考を好むメンバーに向いています。
推進・組織者 / Thruster-Organizer
役割:前進し結果を出す
チームはアイデアだけでは成果が出ません。誰かが実行し実現することが必要です。この役割がその実行を担います。
忍耐強く、かつ行動力があるメンバーにより実現されます。
完結・生産者 / Concluder-Producer
役割:体系化された成功を実行する
再現性ある形でチームの知恵やプロセスとなったものを、再実行していく役割です。
フォロワーシップがあり、ルーティンなど機械的に働くことに抵抗が少ないメンバーが必要となります。
管理・検査者 / Controller-Inspector
役割:業務を管理する
チームとして行う活動が適切に進んでいるかを管理する役割です。
細かいところに気が付くメンバーに向いています。
擁護・維持者 / Upholder-Maintainer
役割:チームの価値を維持する
チームの卓越性を維持するために、チームの基準が守られていることをしっかり担保していく役割です。
正義感とバランス感覚を持ったメンバーに向いています。
連結者 / Linker
役割:チームの調整役
多様な役割があるチームにおいて、各メンバーの成果が最大化するように、メンバー間を繋ぐ役割です。
懐に入り込む人柄と中立的な視点を持つメンバーが必要です。
結論
チーム運営が上手くいかない時は、どの役割が欠けているかを考える。