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転職を考えることの効果と注意点【好きなことをみつける方法】

つらい
仕事つまらん人

仕事楽しくないし、成長も感じないし、転職してみようかな〜。

大学を卒業後に1社でずっと働いていると、仕事に意味や目的が感じられなかったり、人間関係に疲れたりで、会社変えようかな〜と考えることがあります。

今回は、「転職の思考法(北野唯我 著)」の学びを基に、転職を考えてみることの効果や、転職のときに実現したい「好きなことの見つけ方」について紹介します。

いつでも転職できると思えることで自由になれる

石の上にも3年と言われるように、安易なジョブホッピングは望ましくないという考え方があります。

この意見について基本は賛成です。

というのも、「上司が嫌、同僚が嫌、仕事が上手くできない」など目の前の嫌なことについて、自分なりに対処できるようにならないと、結局別の場所でも同じことで不満を抱いてしまうことになるためです。

ですので、転職をするときは、目の前の嫌なことに対して自分なりの答えが出たところで実施するのが、同じことを繰り返さない意味で良いと考えています。

もちろん、ハラスメントが横行する職場等、人として間違っているという職場からは逃げたほうが良いと思います。

その上で、転職をすることの意味は、「自分のマーケットバリューを高める」ことにあります。

考えてみると、自分のマーケットバリューが低いことが、現在嫌な仕事をしている根本的な原因として強く影響していると思います。

もし、マーケットバリューが高まれば、楽しめる仕事が増え、また嫌な仕事に縛られることも減っていきます。

専門性不足による業務の理解不足で仕事はつまらなくなる

マーケットバリューが低い理由として、専門性がないことが考えられます。

目の前の仕事の目的・背景・効果的な進め方・勘所等、専門性が無いとわからないことがあります。そういったとき、仕事はつまらなく感じます。

一方、もし専門性があると、仕事の勘所がわかり、良い提案ができ、組織にも貢献できて、皆から感謝される好循環になります。

そのためにも、自分の「スキル・経験」を磨いていく必要があります。

本書の中では、以下のステップが推奨されています。

  1. 若い頃はスキルを磨くことに注力
  2. スキルを発揮することで信頼を得て、良い経験となる仕事をゲットする
  3. 本経験を基に、ミドルからはも更に良い経験を転職を活用しながら積んでいく
  4. 結果としてマーケットバリューが高まる。

自分の価値を信じられないと雑用を断りづらい

「こんなん自分の仕事じゃないよ。。。」

「それくらい自分でやれよ。。。」

「いつまでこんな雑用やってれば良いんだよ」

という感情が沸き起こったとき、もし自分にマーケットバリューがあれば、「自分は〇〇で組織に貢献しているんだ。この自分の価値に力を注がないといけない。目の前の雑用は自分じゃなくてもできる。組織のためにも断ろう(他の人にやってもらおう)」という強い勇気を持つことができます。

これは、成果を出す社員の「自ら目標設定・遂行し、作業の満足感に浸らない」という特徴にも通じる行動になります。詳細は【主体的】成果をあげる社員に共通する1つの強さ【自責で生きる】を御覧ください。

いつでも仕事を変えることができる余裕が生まれる

マーケットバリューが高ければ、自分で仕事を選んでいくことができます。

そのような状態になれば、心に余裕と自信が生まれ、日々幸福感を持って働くことができるのではないでしょうか。

本書の中でも、嫌な仕事をしているのは、市場価値が低く今の仕事にしがみつかなくてはならないことに言及しています。

「仕事でダメな上司に付き合わないといけないのも、価値のない商品を嫌々営業しないといけないのも、予期せぬ異動に振り回されるのも、「いつでも転職できる」と確信できるだけの市場価値がないからではないでしょうか。」

自分が信じていないものを売る、これほど人の心を殺す行為はないんだ

転職の思考法(北野唯我)より引用

良い転職をするために抑えるポイント

貴重な経験を追い求める

市場価値を高めるには、以下に貴重な経験を積んでいるかが重要になるようです。

良い経験を積むためにも、先程述べたとおり、20代は専門性を高める努力が必要になります。そこからいい経験の獲得を目指していきます。

また、そのような経験を積むチャンスを得るためにも、可愛がられる力が重要になってきます。「あいつにやらせてみるか」と思われるような関係性の構築・コミュニケーションが求められます。

本書で、「市場価値と給料のギャップを日本では40代後半まで教えてくれない」と書かれています。気づくと社外では全く通じない人材になってしまう可能性もあり、日々自分の積んでいる経験の棚卸しが大切です。

転職先の産業ポジションを理解する

市場価値を高めるには3つの要素があると本書では記載されています。

  • 技術資産(自分の専門性)
  • 人的資産(人脈)
  • 業界(業界の成長率・生産性)

この中で「業界の生産性」が市場価値に最も影響を与えるとのことでした。

市場全体として伸びている業界に飛び込むことが、結果として自身の価値を高めることになります。

技術資産・専門性でポジションを上り詰めるにはセンスが必要となります。やろうとしていることの向き不向きがあるためです。一方、伸びている産業で経験を積むことはポジショニングの問題で、センス関係なく思考法で解決できるポイントだと本書では記されています。

具体的に、どうやって良い業界を見つけるかについては、「競合となる急成長ベンチャーが複数いる」ことが条件として挙げられています。

転職先会社の文化を理解する

会社によっては、中途重視と新卒重視の文化があります。

プロパーと呼ばれるような、新卒で1社一筋の人々が役員の席を埋めている会社があれば、色んな会社出身が要職を占めている会社もあります。

自分が行こうとしている会社がどういう登用をしているのか事前に確認しておくことが、望む経験を実際に彫ることができるかという点で重要になります。

また、最近では大企業においても、ジョブ型への転換・中途採用の活用が進んでおり、要職に中途の方が増え始めているような過渡期の会社もあるように見えます。

いずれにせよ、自分が選ぼうとしている会社に、本当に自分の望むチャンスがあるか、見極めることが必要になります。

やりたいことが見つからないときの対処法

私もそうですが「心からやりたいことが見つからない!」と悶々としたことはあるのではないでしょうか。

この悩みについて、本書では「心から楽しめることは必要ない」と言っています。

「どうしてもやりたいことがあるなら、そもそも、今、こんなところにいないだろ。重要なのは、どうしても譲れないくらい『好きなこと』など、ほとんどの人間にはない、ということに気づくことなんだよ。いいか?そもそも、君に心から楽しめることなんて必要ないんだ」

転職の思考法(北野唯我)より引用

この前提には、人間には2つのタイプがいるという考え方があります。

  1. To Do:何をするのかを重視。明確な夢や目標を持っている人たち。
  2. Being:どんな人でありたいか、どんな状態でありたいかを重視する人たち。

To Do型の人にとっては、「心から楽しめる好きなこと」が重要になりますが、Being型にとっては、どのような状態で働けているかが重要になります。

例えば、尊敬する先輩がいる、自分の成長につながっていると感じる、自分のやっている仕事が誰かの役になっていると実感できる、日々満員電車に乗る必要がない、組織が有名等など。

そこには、具体的に「この仕事でないと嫌だ!」というコトはありません。

心から楽しめるコトではなく状態を考える、これがBeing型であり、99%はBeing型であるようです。

そして、自分が望む状態を追い求めている中で、「ある程度やりたいことは必ず見つかる」と書かれています。

その見つけ方は以下の業務に隠れているようです。

  • 他の人から上手だと言われるがピンとこないもの
  • 普段の仕事の中でストレスを感じないこと

例えば私は、エクセルやアクセスで人事に関する大量のデータを処理することは苦ではないです。しかしこの業務が嫌な人もいるようで、助けを求められたり、助けたことで感謝されることがあります。こういった業務の中に、私の「ある程度やりたいこと」は隠れていかもしれません。

最後に、今の仕事が自分にとって「良い状態であるか?」の判断方法=現業を変えるかの判断方法は以下の2点が記載されています。

半年間を振り返って
  1. 挑戦を伴う良い意味での緊張感が3つもない
  2. 意味のない業務や見覚えのない責任などで悪い緊張感が10以上ある

上記のいずれかに当てはまる場合は、仕事や会社を変えても良いかもしれません。

【参考文献】