自分自身、社会人になるまで「パスポートすら持っていない」純ジャパニーズです。
ちなみに大学の卒業旅行は国内の温泉に行きました。
社会人になってからも、海外には行くことなく、日本の温泉を楽しんでいました。
しかし、会社の辞令で海外赴任が決まってしまったのです。
そこで初めてパスポートを作り、また本格的に英語の勉強を始めました。
そして、今では英語をメインに使って人事の仕事をしています。
(4年前の2016年でTOEIC900程度。今はもっと伸びてるはず)
今まで行った効果的な英語勉強法
実は、「これだ!」というものが思いつきません。
ある勉強法を実践しては、「実はこれは非効率なんじゃないか」と思い、他の勉強法を探る。
そしてある程度やっては、別の方法を探す。
そんなことをしていました。
以下がその迷走具合です。
- やはり毎日聞き流して英語耳を作らないと(多聴)
- いやしっかり1文が聞き取れないといけないから、パーフェクトになるまで同じ教材をシャドーイングしよう(アルク究極の学習法K/Hシステム)
- どうやら自分には単語力がない気がする。毎日1万語眺めよう!(Google村上流英語学手法に感化される)
- とおもったら、文法もわかってない。英語のグラマー本で文法を学べば一石二鳥だ!(ケンブリッジ英文法)
- 英語でドラマを見るといいらしい。Friends買ってこよう!
- 中学校の教科書を声を出して何度も読むのが大事だ!(国弘正雄氏の只管朗読に感化される)
- TOEICの問題集をやろう!
- やはり瞬発力。瞬間英作文だ!
- TEDを聴けば、賢くなれて英語も学べる!
- 時代はTOEFL。(単語ムズイ。。。)
- 意味がわからなくても辞書を引かずに洋書を多読だ!
- ニュースを聞こう。
- NHKラジオ講座を毎週聴こう!
- 等々 etc.
いろいろ迷走しましたが、迷走する中で英語に触れる機会が増えました。
これが一番効いた!というのはわかりませんが、どの勉強も自分の英語力を高めることに大なり小なり影響してくれていると思っています。
現在行っている勉強法
今は英語力向上のためにしているのは以下の勉強です。
- 興味のある内容の洋書を読む
- Audibleで興味のある内容の洋書を聴く
- 英単語帳を眺める
- TEDやYoutube等をザッピングして何か動画を見る
この勉強法を実践しているのは、「これが経験上一番効果的だから」というわけではないです。
今自分が勉強法を決めるときに重視しているのは2点です。
- 「何のために英語を勉強しているのか」という目的意識
- 興味関心をを持てる教材であるかどうか
その理由は、「継続すること」が一番大事と考えるようになったからです。
目的を見失うと成果が見えずつまらなくなって辞めてしまう。
そもそもつまらないと感じる勉強を継続することは難しい。
よって、目的を明確にして、かつ自分が楽しめる教材を探すのが大事だというのが、今の自分の結論です。
もちろん、最初の英語チンプンカンプン時代は、頑張って文法や基礎英単語を覚えましたが、その勉強も今振り返れば楽しめていたように感じます。
ちなみに今の自分の英語学習の目的は、「もっと聞き取れる力を伸ばすこと」と「もっと洒落た表現を使えること」です。
学んだ勉強法と参考にした点
上記迷走の通り、色んな英語勉強法を宝探しのように探っていました。
そこに万能な聖杯はなかったように思いますが、それぞれ参考になる点がありました。
以下、その全てではないですが、紹介したいと思いますので、何かの参考になると幸いです。
國弘流英語の話しかた
この本は同時通訳者である著者が提唱する音読の重要性が述べられています。
実は本を断捨離する中で捨ててしまったため(すみません)、今手元にないのですが、私の記憶では以下の点が参考になりました。
- 中学校の教科書には英語の基礎が詰まっている。
- 教科書を暗記してしまうほど何度も音読することは、英語力向上に絶大な効果がある。
当時、「音読は効果があるんじゃないか」と思っていた自分に、「それでいいんだ、頑張ってみろ」と背中を押してくれました。
捨ててしまってすみません。。。
シットコムで学ぶ(Friends)
「シットコム」とは、シチュエーションコメディーの略のようです。
自分の中では「日常生活を描いた面白い海外ドラマ」というイメージです。
【勉強していたサイト】
https://sitcom-friends-eng.seesaa.net/
このサイトは2011年頃よくお世話になっていました。
当時の自分は赴任先でのネイティブの会話スピードにビビっており、より自然な英語に慣れたいと思っていました。
その時に、「Friends」が良いらしいと聞いて、シーズン1を見始めました。
しかし、赴任先で買ったDVDだったため日本語字幕が無く、意味が分からないシーンがありました。
そんな時見つけたのが上記サイトで、かなり詳しくマニアックな説明があり、「そういうことか!」と理解しながら、ストーリーを楽しむことができました。
結局すべてのシーズンを見切ることができました。
どれだけ英語力が伸びたかはわかりませんが、少なくとも「Friends」が現地社員との雑談のネタになったことは助かりました。
K/Hシステム
今でもそうですが、やはり「完璧に英語の会話内容を理解したい」という欲求はあります。
7割程度の理解でも、要点を掴めば仕事は進みますが、やはり全てを理解できないと、不安な気持ちになってしまうためです。
そんな不安を感じていた時に、悩みを解決してくれそうに思えて手に取ったのが「K/Hシステム」です。
これはシャドーイングを軸に学習するのですが、一言でシャドーイングといっても都度目的が異なります。
音を掴むため・意味を掴むため等、それぞれ意識のポイントを変えながら、同じ教材を何度も何度も繰り返します。
参考になった点は、何度も繰り返しシャドーイングすると、そのフレーズが完全に自分のものとなって口から出てくる経験です。
「That used to be the case in the US」といった表現があったと思うのですが(多分)、今でもサッと口から出てきます。
流暢な語りのためには、自分が話す内容を繰り返し練習することが大切で、その威力を知ることができました。
ただ、赤、緑、オレンジの3冊があって、3冊とも購入したのですが、赤以外は開くことなく断捨離してしまいました。。。(すみません)
何度もしゃぶるように行うシャドーイングに飽きてしまったためです。
結構根性が求められる勉強法のように感じました。
英語上達完全マップ
英語を学び始めた時に、何を学んだらいいかのイメージがつかずに困っていました。
そんな時に、学習範囲、目的、やり方を網羅的にしてしてくれていて参考にしていたのが上記サイトです。(今は更新されていないようです)
このマップから自分の足りないところを理解し、学習に取り入れていました。
具体的には、瞬間英作文をやっていました。
こちらは青、緑、赤?と3冊買ったように思うのですが、結局青を繰り返しやったところで、緑と赤は断捨離してしまいました。。。
書きながら、自分の意志の弱さを痛感してきました。
青の瞬間英作文は簡単な表現ですが馬鹿にできず、仕事でパッと話す力を養うのに効果があったと思います。
えいみさんの独学で英語の達人
英語上達完全マップと同じように、英語学習開始当時に参考にしていたのが、上記サイトです。
独学という点に惹かれて読んでいたと思うのですが、「ローマは1日にしてならず」ということを教えてくれました。
語学を習得するには、そりゃ時間と労力を注がないとという、当たり前のことについて、説得力を持って気づかせてくれました。
最後の英語やり直し!(勝間和代著)
この本は比較的最近読みました。
確か著者のYoutubeを見て読んだと思います。
以下の点を参考にしています。
- コツコツ続ければできるようになることを確信すること
- 無理しなくてもコツコツ続けられる方法を見つけること
- 英語ができないという人のほとんどは「リスニング不足」
村上式シンプル英語勉強法
出版当時米Google副社長兼日本法人社長だった著者の英語学習法について書かれた本です。
参考にしているのは以下の点です。
- 必要なことしかやらない。シンプルにすることで注力できる。
- 勉強ではなく練習
- ひたすら読む
- 1万語を毎日眺める
- 1000時間聴く
英語多読 すべての悩みは量が解決する!
英語をたくさんひたすら読むという学習法が良いと思ったときに、背中を押してくれる本です。
ポイントは多読の3原則です。
- 辞書は捨てる
- 分からないところは飛ばす
- 自分に合わないと思ったら投げる
ビジネスマンの英語勉強法
海外とのビジネスを行うために必要な英語力と、その育成方法について書かれた本です。
学んだのは以下の点です。
- 良質のアウトプット(話す・書く)を行うためには、その何倍も上回る良質のインプット(読む・聴く)をしないといけない
- 読んで、読んで、読みまくることこそ、言葉を覚えて表現を豊かにしていく方法
本物の英語力
英語が苦手な人、やる気が出ない人、上達しない人に対して新たな視点を紹介するという観点で書かれた勉強法に関する本です。
以下の点を参考にしています。
- ネイティブではなく、自分の英語を目指す
- 英語を覚えるのではなく、知りたい内容を英語で学ぶ
- 難しいとは思うが、自分なりの英語学習の目標・目的を設定する
- 度胸も必要だが、もっと必要なのは語彙力
- 仕事をするなら8000語、議論をするなら1万語必要。
- 語彙力を鍛えるには遠回りに思えるかもしれないが英文をたくさん読む。
- 読むときは楽しむ。細かいことは拘らず、知らない単語は飛ばす。
- 英語を使えるようになるためには、基本的な文法は必須。
世界で活躍する日本人エリートのシンプル英語勉強法
世界で働くために必要な英語とその習得法について書かれた本です。
学習ポイントは以下の点です。
- 簡単で、わかりやすく、ゆっくりした=シンプルな英語を目指す。
- ペラペラを目指すと失敗する。
- 聴く力・読む力はネイティブレベルまで高められる。
- 話す力・書く力は非ネイティブとしての現実的なレベルを目指す。
- シャドーイングをするのであれば、ナチュラルスピードではなくポーズのある教材を使う。
純ジャパニーズの迷わない英語勉強法
純ジャパニーズからニューヨークタイムズ記者になった著者による英語勉強法の本です。
参考にしているのは以下の点です。
- スピーキングは自分に関する基本英文50を用意しておく
- 流暢に話すには音読の練習が必須
- 英語のシャワーではリスニング力は伸びない
- Maybeを連発しない
まとめ
継続は力なり。興味のある教材を探して学習を続ける。
最低限の語彙と文法は学んでしまう。
いかに時間と労力を注げるか。近道なし。